関節ファシリテーション
関節の中の動きが不十分で起こる
症状の治療
皆さんは、原因がはっきりと分からない痛みやシビレ、力の入りにくさ、筋や関節の硬さを感じてはおられませんか?
当院では心臓リハビリテーションを実施する方はもちろんですが、肩や膝・腰など体の色々な部位に起こっている上記の症状を持った方に医師の診断のもとで、
関節ファシリテーション®による治療を受けることが可能です。
日本で誕生した世界最先端の
治療技術
関節ファシリテーション®(Synovial Joints Facilitation:SJF)とは関節内運動学(Arthrokinematics)に基づく関節内運動
および関節の潤滑機構に基づく接近(close)技術を用いて、Mennellの関節機能障害(Joint Dysfunction)を治療し、自動・他動運動における関節の動きを、
量的・質的に改善する治療的運動(Therapeutic Exercise)技術であると定義されています。
この技術は、2000年に理学療法士の宇都宮初夫氏(JM研究所所長、SJF学会会頭)により開発された、痛みの原因である関節の問題(引っ掛かりや通り道からの脱線)を、
関節内の潤滑機構を利用しながら、本来の動きを取り戻す治療技術です。従来の関節内運動学に加えて、関節内の潤滑機構(関節内運動力学)を応用した
関節生物学的アプローチ(Arthrobiological Approach:ABA)に分類される日本で誕生した世界最先端の治療技術です。
関節の中には、直接目では見ることはできませんが、本来通るべき通り道が存在します。
この通り道から逸脱したり十分な動きが起こらなかったりすると、痛みをはじめ、下に示すような症状が起こってきます。
主な症状
- 痛み(運動痛、関連痛)
- しびれ、冷感、かすみ目、耳鳴り
- 腫れ、発赤、感覚障害(鈍麻、過敏、異常感覚)など
関節の中の動きを良くする
3つの要素
- 痛みの原因である関節の問題
(動きの悪さや通り道からの逸脱)を治療する
- 関節の動きの軽さを改善し、
動く範囲も拡大させる
- 関節の周囲にある筋の力を発揮しやすくさせる
この3つの要素を行うことによって、より効果的に身体の動きを本来の状態に戻す治療を行います。
当院で行う心臓リハビリテーションにおいても、膝が痛むまま運動を行って体力を向上しようとしても、効果的な運動負荷に達する前に膝の痛みで運動を諦めてしまいがちです。
運動を行う前に、きちんと関節を治療して筋の力を発揮しやすくしておくことが運動前に必ず必要な準備になります。
良く運動前に筋のストレッチを行いますが、動かす側(筋)ではなく動かされる側(関節)の準備が必要です。
機械で例えると動かす前にオイルを注すようなことです。関節の治療には知識と技術が必要です。
当院では関節ファシリテーション学会にてインストラクター資格を持ったスタッフが治療を実施いたしております。
まずは、今抱えておられる症状が関節の動きの問題なのか、それともはっきりと骨や神経に問題があって病気が原因に症状なのかを区分けするためにも
一度関節ファシリテーションを受けてみてください。
治療をご希望の場合は、当院ご相談ください。診断名や経過により実施が困難になる場合があります。
また、介護保険の認定を受けデイケア、訪問リハビリテーションなどをご利用の場合は対応できない場合がございますのでご注意ください。
スタッフ紹介
理学療法士 田村俊輔
- 関節ファシリテーション学会
インストラクター資格
基礎コース受講
応用コース受講
教育/研究コース受講
管理コース受講
上級コース受講
基礎コース講師/補助講師
- 3学会合同呼吸療法認定士