睡眠時無呼吸症候群

新たな生活習慣病
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は無呼吸といびきのせいで、充分な睡眠が取れない病気です。
脳も体も十分に休息する事が出来ない為、日中の強い眠気や疲労感、起床時の頭痛や抑うつ感などにつながり、労働や学業に対する意欲を低下させます。
更に、集中力や活力も低下するため、車での漫然運転や居眠り運転による事故を起こしやすくなります。合併症として高血圧・狭心症・心筋梗塞・脳梗塞を引き起こしやすく、高脂血症や動脈硬化、不整脈とも関係があるといわれています。
SASは、新たな生活習慣病として問題視されています。
また、男性に多いと思われがちかもしれませんが、女性にも多いです。
女性でもホルモンの変動、肥満、甲状腺機能低下症、顎の形状などが原因で起こります。
更年期障害による不調だと思い込んで婦人科を受診していた方が、実はSASだったというケースもあります。
気になる症状のある方はお気軽にご相談ください。
主な症状
- 日中の強い眠気
- 睡眠中に息苦しく感じる
- 起床時の頭痛
- 何度も目が覚める
- 寝汗をかく
- だるさ、倦怠感がある
検査と治療の流れ
AHIは睡眠時無呼吸症候群(SAS)の重症度を表す指標で、睡眠1時間あたりの無呼吸と低呼吸の回数を示します。
AHI5~15で軽症、15~30で中等症、30以上を重症と分類します。